CitrusAdでは、広告を生成するために、小売業者のサイトから商品、顧客、注文データを取り込む必要があります。小売業者によってデータが入力されると、CitrusAdプラットフォームに保存され、処理や更新が実施されます。
データのダウンロードやアップロードの処理を自動化するには、データの形式や構造、小売業者のサイトとCitrusAdのプラットフォーム間の通信プロトコルについて、CitrusAdと小売業者が合意しておく必要があります。
このセクションでは、商品、顧客、注文の3種類のデータの入力に関する制約について説明します。
同期オプション
統合要件に応じて、データの同期をAPI経由で実施したい場合もあれば、ファイル同期で実施したい場合もあるでしょう。CitrusAdはどちらの同期方法にも対応しています。詳しくは、以下の関連ページをご覧ください。
ファイルで同期するか、またはAPIで同期するか
データの同期方法は、どちらもメリットとデメリットがあるため、最終的には小売業者に決定がゆだねられています。規模の大きな小売業者では、ファイル経由の同期が好まれることが多いようです。その理由としては、この方がリソースの能力に合わせられ、アップロードするファイルを毎日用意するだけで済むからです。
CitrusAdでは、トラブルシューティングが簡単なため、ファイル経由でのデータの同期をお勧めしています。小売業者のファイルで問題が発生した場合には、その問題が解決するまで、古いカタログファイルを復活させることができます。
APIを介したデータの同期
メリット:
- データの取り込みと更新が速い
- 自己完結している
デメリット:
- データのバッチ処理が必要
- トラブルシューティングの難易度が高い
- 以前のアップデートにロールバックできない
ファイルを介したデータの同期
メリット:
- バッチ形式ではなく、サポートするデータ型ごとに1つのファイルをサポート
- 好きな間隔で同期が可能(毎日の同期を推奨)
- さまざまなプロトコルのサポート(GCS, SFTP, SCP, HTTPS)
- トラブルシューティングの際の操作が比較的簡単
- 以前のファイルにロールバック可能
デメリット:
- データは一度取り込むと更新される
- 差分アップデートは非対応
ファイルプロトコルを介したデータの同期
ファイルを介したデータの同期では、追加のプロトコルや慣例を順守する必要があります。
詳しくは、ファイルプロトコルを介したデータの同期ページをご覧ください。
AWS S3:サポートが終了しました
CitrusAdではAWSを介したファイルの同期は今後サポートされません。GCSの使用についてお手伝いが必要な場合は、テクニカルアカウントマネージャーにお問い合わせください。